セメスター毎に何単位取る?


大学の授業履修は高校のそれと大きく異なり、自分でどの科目を履修するかを決めて登録しなければなりません。その上で、授業に参加し、課題や試験をパスして単位をもらえます。

卒業に必要な単位数が決まっていて、その他はなんだか訳がわからない。途方に暮れる学生がいることもわかります。しかし、大学は4年なので、セメスターの数は8、ということは、セメスター毎に何単位を修得(とる)しなければいけないかは、基本的に割り算でわかるでしょう。

しかし、単純な割り算ではありません。必修の科目がありますし、3年生や4年生で履修する科目のかなには変な条件(先修条件なるもの)がついている科目もあります。そもそも、先修科目ってななん?ということでしょう。これは、一定の条件を満たさなければ履修すら許されないとの意味です。

1年の時は、基礎科目や必修科目を中心に大学での学習を始めることになりますが、その後は自分で考えなければなりません。特に、先ほどの先修条件からわかることは、考えているセメスターのみについて考えても、いくら考えてもうまいこと4年間で卒業できるとは限らないということです。なんですと?

例えば、4年生の最後(8セメスター)に履修しなければならない卒業研究(必修)には、先修条件があります。授業要覧には「卒業認定に必要な」単位のうち100単位が必要であると書かれています。いくつかのポイントがありますが、まず、4年生の春学期(7セメスター)が終わるまでに100単位を取っておかなければ卒業研究を始めることができない。ということは、卒業延期が確定するということになります。このようなことは、セメスターに履修可能な科目数が修得可能な単位数の上限(24)から決定されてしまっていますので、随分と早い時期に卒業延期が確定してしまう場合もあることがわかります。最後に頑張ればなんとかなる、ということがないのです。

4年間の学習から、どのように履修計画を立てるか?取り組みはそこから始まります。

一般的に言えばセメスター当たり平均16単位欲しいよね。それから、4年生になった途端に就職活動をすることになることを考えると、18か19くらいが欲しいと思いませんか。

最後に、「失敗した〜」と思った学生は、クヨクヨしても始まらない。気合いを入れ直して何をすべきかを考えれば、算数の結果として履修すべき数がわかるはずです。