水谷研究室


■研究室名:
水谷・構造生物学研究室

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https://mizutanilab.github.io/index-j.htm

■研究のキーワード:
三次元構造、マイクロトモグラフィー、脳、放射光

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■研究内容(概要):
1. 生体組織の三次元構造解析
2. マイクロトモグラフィー解析に関する方法論の開拓
3. 神経回路に基づいた、脳機能の解明

■研究内容(詳細):
生体組織は、細胞などから構成された三次元構造により機能を発揮しています。例えば、脳はニューロンの三次元的なネットワークにより脳機能を実現していま す。私たちは、放射光を利用したマイクロトモグラフィ法により、生体組織の三次元構造を解析し、構造に基づいて体の機能を明らかにする研究を進 めています。これまでに、ヒトやショウジョウバエなどの脳組織の微細構造を調べて、その神経ネットワークの構造を決定してきました。今後、得られる構造を詳しく検討すれば、脳機能をコンピュータ上でシミュレーションすることも可能になると考えています。他にも様々なテー マで研究をすすめています。構造解析に際しては、必要に応じて新たな方法論の開発も行います。

■共同研究施設:
・大型放射光施設SPring-8
http://www.spring8.or.jp/j/index.html/
・東海大学医学部
http://www.med.u-tokai.ac.jp/


●名前
水谷 隆太(みずたに りゅうた)/博士(薬学)
mizutani
●専門分野
構造生物学、生物物理学

●所属学会
日本生化学会、応用物理学会
●担当授業
(学部)薬理学、生化学論文講読1、分析化学実験、基礎化学実験
(大学院)医薬品化学特論

●授業内容
・薬理学
医薬品は体との相互作用で効果を発揮します。この講義では、医薬品がどのように吸収され、体内に分布し、影響を及ぼすかを解説します。薬物の種類ごとに、 血圧を下げる薬、抗がん薬、抗生物質などの抗菌薬、炎症をおさえる薬などに分けて、作用メカニズムを示すとともに、代表的な薬物を挙げて体への効果につい て述べます。
・生化学論文講読1
科学研究により得られた知見は、学術論文という形で公表され、世の中に還元されます。この科目では、生命科学分野の学術論文を和文・英文のものから複数と りあげ、書かれた内容を読み解いて、発表・討論を行います。これらを通して、最新の知見に触れるだけでなく、研究・開発に際して求められる読解力・理解力 を養います。

●入学を考えている方へ
高校での勉強は受験だけのためではなく、これからのみなさんの基礎となるものです。確実に自分のものとしましょう。